個人が「ブランド」になる時代
これまで説明してきたように、
企業は選ばれる存在となるため、
企業自体をコーポレートブランドとして捉え
「人格」や「世界観」を持つ存在となり
消費者にアピールするようになりました。
さらに、価値観や理念を伝えるために
”本業だけでなく社会的責任(CSR)などを
取り入れながら事業活動していく姿勢こそが
自社のブランド価値である”
という動きが広がりました。
そしてついに2000年代以降、
SNSの普及によって
個人が発信力を持つ時代が
人類にとって初めて到来します。
これによって、
個人単位でのブランド形成の重要性は
ぐっと高まり始めます。
▼具体例
◎インフルエンサー
個人がSNSやブログを通じて
自分の専門知識やライフスタイルを発信し、
ブランドとしての影響力を確立
◎クリエイターや起業家
特定の分野でスキルや独自性を発揮し、
自身の「価値観」や「世界観」を
商品やサービスに反映
◎ビジネスパーソン
LinkedInやTwitterを活用して
自身のキャリアや専門性を発信することで、
信頼や影響力を高める
パーソナルブランドの台頭による変化
自由に発信できる場を獲得した個人は、
これまでの大手メディアではできなかったことや
公表できなかったあらゆる情報をもとに
発信・表現し始めます。
これにより、新たな需要が生まれ、
多様な新サービスが次々と登場しました。
◎情報発信の個人化
個人が、商品やサービスに
直接影響を与える存在へと進化
◎企業との融合
コーポレートブランドとパーソナルブランドの
融合が進み、企業の顔として活躍する
「ブランドアンバサダー」や、
経営者自らが発信する「CEOブランド」など
新たな形態が拡大
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参考:
◎mixi
2004年開始。日本初の大規模SNS
◎Twitter
2008年4月に日本語版開始。2006年に米国で誕生
◎Facebook
2008年5月に日本語版開始。2004年に米国で誕生
◎Instagram
2010年に開始
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